蕁麻疹やアトピーにも効果があるジルテック

ジルテックは一般名をセチリジン塩酸塩と呼び、第二世代抗ヒスタミン薬の一つです。
アトピーやアレルギーに効果のある抗ヒスタミン薬の中でも1983年以降に発売されたものを第二世代抗ヒスタミン薬と呼び第一世代抗ヒスタミン薬と比べ眠気や胸焼けなどの副作用が少ないという特徴があります。

ジルテックの用法・容量

ジルテックの服用方法は成人の場合は有効成分であるセチリジン塩酸塩として1日1回10mgを就寝前に経口服用します。
7歳以上15歳未満の小児の場合は1回5mgを1日2回朝食後及び就寝前に経口服用が一般的です。
有効成分セチリジン塩酸塩の摂取量は症状や年齢に合わせて適宜増減することがありますが1日20mgまでが限度となっています。
ジルテックはアトピーの症状が強いからと言って自己判断で薬の量を増やすことは副作用が強くなるなどのリスクがありますので医師や薬剤師が判断した使用方法を守ることが大切です。
形状は錠剤の他にドライシロップもあります。
併用注意の薬がありますので持病の薬などで服用中の薬がある場合にはあらかじめ医師に伝えておきましょう。

ジルテックの副作用や服用の注意点

ジルテックは副作用の少ない薬となっていますが気になる症状が出た場合には早めに医師に相談するようにして下さい。
眠気を催すことがある薬となっていますので服用後は自動車の運転等危険を伴う機械の操作をしないことが大切です。
季節性のアレルギーの場合には症状が出始める好発季節の直前から投与することでより効果がでるので早めに相談することをおすすめします。
服用できない方としては、腎障害のある方・肝障害のある方・てんかん等の痙攣性疾患がある方があげられています。
高齢などで腎機能や肝機能が低下している場合にも注意が必要です。
妊娠中の投与に関する安全性は確立していないため妊娠の可能性がある場合にはその有無を医師に伝えておきましょう。

ジルテック以外にもセチリジンが有効成分の薬はある

セチリジンが有効成分の薬はジルテック以外にもあり一般名がレボセチリジン塩酸塩、総称名がザイザルと呼ばれる薬です。
ザイザルはセチリジン(ジルテック)の光学異性体でジルテックよりも後に開発された薬となっています。
セチリジンの半量で同等の効果が得られるため最近ではセチリジンの変わりに処方される機会が増えています。
ザイザルは比較的即効性が高く持続性も長いという特徴があり、早い方では初回服用で1時間以内に効果を感じる事ができる方もいます。
ザイザル錠とジルテック錠は同等の効果があります。
ザイザルは特に鼻水やくしゃみに効果が高い薬として有名ですが蕁麻疹やアトピー性皮膚炎に対するかゆみの軽減効果を期待して処方されることもあります。
ザイザルの形状は錠剤とシロップタイプがあり、副作用はジルテック同様眠気がでることがあります。
アルコール眠気の副作用を出やすくしますので飲酒はできるだけ控えましょう。

抗ヒスタミン薬を服用すると太る場合がある?

インターネットで情報を見かけるとアトピーや蕁麻疹に使用される抗ヒスタミン薬は太るという情報を見かけることもあるかもしれません。
体重が増加する副作用の原因としては中枢神経に作用するタイプの抗ヒスタミン薬を使用していることがあげられます。
視床下部にある満腹中枢への刺激がなくなる事で食欲が増進してしまい結果として太ってしまうことがあります。
第二世代の抗ヒスタミン薬であるジルテックは脳内に薬が届きにくいように作られているため太るという副作用はほとんど認められません。
他の第二世代の抗ヒスタミン薬でも0.1%以下の頻度となっています。
薬局で購入できる市販薬などを使用する場合で食欲増進が気になる場合には副作用の項目を調べるか薬剤師に相談をしてから購入すると良いでしょう。
副作用と思われる症状が出た場合には早めに医療機関に相談するようにして下さい。